一つひとつに癖がある。それがピアノです。 ピアノメンテ一筋30年の村瀬が、長年の技術と経験で弾きやすいピアノを提供します。


ムラセピアノメンテナンス

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2011年12月の投稿一覧


暮れに修理に入ってきたグランドピアノです。高音側の側板の下方一部が10cmほどありません。
国産の某有名メーカーですが、ここ最近こうした妙なキズ修理の依頼が時々あります。   キズではなく接着はがれを、おこして割れたのです。もちろん塗装ではなく黒いアクリル板を貼り付けてあるのです。下が合板であれ、正規の塗装手順を経ていればこの様には大きく割れる事にはなりません。

部品でアクリル板を貼り付ける事はずっと以前からありましたが、大きな部分にこういった加工をする事はありませんでした。問題は欠けている端が、2cmほど接着が浮いている事でした。

(上図)
まずこの部分をしっかり接着させました。 キズの厚みは2.5mmもありますので木を加工して接着します。 その後,  平になる様、下地を作ります。

 

(上図) 下塗りをして状態をみます。

 

(上図)                                          本塗りです。この後最終仕上げをします。 この状態できれいに塗装出来ていれば仕上げはそれほど難しくありません。この状態に持って来るまでが塗装は大変です。

仕上げは年明けですので、時間があり割りと気楽です。 

ではまた、 1年間有難うございました。

 

 

カテゴリ:作業風景

年末年始のお知らせ 2011年12月27日(火) 16:15

今年もお世話になりました。 年末は30日まで 年始は4日から営業致します。

宜しくお願い致します。 良いお年をお迎えください。

カテゴリ:お知らせ

先日、C3Aをお持ちで8年前に弦張替え修理をした三重県のレスナーのお客様の
定期調律に行きましたが、雑音が気になるとの事で後日2回伺って完了しました。

このお客様は前工場に3回も見学に来られている方です(鳴海町に友人がみえるらしい)ので何とか直したいと思っていました。他の同じくらいの製番のC3を機会あって弾いた時これほど大きな音はしなかったとの事ですので、これは大問題です!

「単音で音を伸ばし、ゆっくり次の音に移った時、前の音を出したハンマーはスッと下がり元の位置にもどると同時にカタッと雑音がするのです」

昔、調律師協会の学科試験でこの ハンマー落下音の大きい原因を上げよ とありましたがいずれもクロス、スキン類の硬化など、相当古くならないと有り得ない様な解答ばかりです。
この頃の問題集は現代のピアノには当てはまるのでしょうか?

問題の多くはウイペンの部品にありました。また数年後なる可能性もありますが
部品の劣化はしかたがありません。

最後の修理完成する前にお客様がウィーンに旅行されていまして、帰りに写真のお土産を頂きました。

ツアーをはなれて単独でベートーベンのお墓を訪れた時、涙がこぼれ出たそうです。
こういった先生はそうはいないのではないでしょうか?

自分が何かを目指している時または、どこか目指す現場を訪れた時こういった感情が、あふれることができるかが人として重要ではないかと思う次第でした。

カテゴリ:その他

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